自宅でギター録り。アンプシュミレーター聞きながらクリーンで録音して後でリアンプ(PC完結型)は結局音が決まるまで時間が掛かるしその間ヘッドフォンを装着し続けなければならないのも辛い。そこでいつも通りスピーカーの至近距離にマイキング。デジタルアンプは小さな音量でも音作りできるので(Tube Ampだとそれなりの音量にしないと良い音で鳴らない)、耳にも周囲の人々にも優しいデバイスであることがよく分かった、個人的には新たな発見。

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花粉から奮起、馬場で独りリハ。今日の目的は久しぶりなので発声トレーニングもしなきゃだけど、そろそろリハーサル時の耳の保護をどうするかの検討もせねば。で、久しぶりに補聴器を装着してギターを弾いて歌ってみたところブーストされている音域が激しくアンマッチ、その分聴力が向上しているということになるから嬉しいんだけど、期待していた「ある一定のdbを超えたら抑制してくれる機能」が使えないのでこれからは耳栓を使うしかない。しかし耳栓をすると音色がいくらか変わってしまい違和感ありありなんだけど慣れるしかないな、とにかく現状の聴力を死守せねばならないので。

この他の課題としてはレコーディング時のモニタリングをどうするか。ヘッドフォンはもう使いたくない、僕にとって今やそれは悪魔のデバイス。

花粉でダウン。大人しくPeter BernsteinのLive。これまで聴こえていなかった低域がずんずん耳の中に侵入してくる感じ。シンバルの音も確かに聴こえている。

午後、慶應病院で術後初の聴力検査。術前のオージオグラムと比較しながらO医師より説明を受ける。1,000hzより下の気導聴力が大きく改善されている、しかし高域は今のところ変動なし。驚いたのは骨導聴力が全周波数帯でUpしていること。O医師曰く「これは医学理論的に説明が難しい」。とはいえまだまだ気導とのGapが大きい状態(健聴者は気導と骨導とのGapが無い)、今後半年程度は聴力が変動するだろうとのことで、このGapが更に小さくなることを祈りながら来月の予約を入れ、浅春の趣溢れる信濃町を後にする。

…とはいえこれまで殆ど聴こえなかったものが聴こえるようになった程度のレベル感。健聴な耳ならオージオグラムは各周波数帯で緩やかなカーブを描くんだけど、僕の場合は折れ線グラフのよう。これが音楽がゆがんで、音程が狂って聴こえる要因なんだろうな。

虚無的疲労感を満載した帰り道、ヘッドライトにほとばしる冷たい雨。それはまるで銀色の針の如く。

リズムを刻み始めるとしたら今、だ。