季節は一幕で完結することなくしかしきちんと連続しながら何事も無かったかのように過ぎていく。僕はカレンダーの四角いマス目を漫然と塗りつぶしていくだけ。

繰り返しこれを聴いている。


[.que]『And Inside』(2020)


朝、冷たい雨降りしきる。山手線の混雑は相変わらず。直行、格子する人々を避けながら、京王線。音律が相対性を失ったとしたら。


澄んだ夜空がまるでカンバスみたいに、街の優しい光がそれを彩っている。幻想の波間に揺らぐ淡い発光体、存在と虚無の間に腰掛けた半覚半睡のまどろみが今、イメージを拡散するエーテルの如く。


先日、NHK BSで放送されたThe Rolling Stones ”Havana Moon”(2016年のライブ)を繰り返し観る。何もせず、考えず。


春先のような、生温い風に激しい違和感。

フォークトロニカ。


[.que]『And Inside』(2020)