ロックというギプスを破壊するおれの陰気な作業が日々人知れず漸進している。


件の細野さんのラジオ番組、今回のゲストは吉田美奈子。74歳と68歳のミュージシャントークが学生みたいでもの凄く良かったのでメモランダム。

…ということで数十年ぶりに繰り返し。

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吉田美奈子『冬の扉』(1973)
※ホソノさんのBassが格好良い。


時間の森に迷いながら永遠の葉を摘み取ろうとする。そして、此処と彼処の亀裂の其処で粉微塵に砕け散る。
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乾いた夜、ひんやりとした空気。創造のオイルが揮発し始めるのはきっとこんな季節なんだな。


ギタリストとしてeelleに参加希望、というサンフランシスコ出身のアジア系アメリカ人(39)現る。デモを聴いてみてくれというので聴き始めたら音源が大量にあってこりゃすぐには聴ききれないよ。でも内容がかなり良いので、気になった楽曲をPlaylistにしてゲン、じんさんに共有しておいた。


頭蓋骨の中でカラカラと走り回る焦り、苛立ち。終日、仕事しながらノーマイクで大声を出しそうになる。

…っつうことで、ここんとこ創作ノーが全く働かない、脳。


今日もストレスが激しく体内に毒が充満。これを聴いて脳を冷却。

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toe『the book about my idle plot on a vague anxiety』(2005)


先週末、森林セラピー目的で秩父〜奥多摩あたりの山中を独りで歩いてこよう思ってたんだけど、台風の影響で断念。しかし仕事のストレスが激しく日々体内に毒が充満するばかり、何とかしないと。


アブサン色のたそがれ  ショーウインドウの中の都市
光のぬけがら  混沌のモノトーン
うそ寒くウィスキーを口に含むと  匂い立つ複雑な世界
視界は次第に暗鬱と  雨音ばかりがからみつく


「夢見ねばならない」とレーニンは言った。
「行動せねばならない」とゲーテは言った。

苦悩が頂点に達したとき、我々は解放されるという。しかしそこにある、本質的矛盾と根源的無。

バーカウンターでウイスキーと共に去りぬ、我が妄想の日々。

これを聴いていた。

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Bill Evans Torio『Moon Beams』(1962)


薄暗い酒場、金色のウィスキー。虚しい人生、それも立派な旅である。

「私は楽しいことがあっても嫌なことがあっても、心に振動が走ります。私は変化に弱いようで、いつも心が震えて疲れます。淡々と悟りが開けたら、きっと楽なんでしょうね」。

心理的な傷口と物理的な穴。そのイメージに囚われながら、パイプオルガンの圧巻、ステンドグラスの円環。

あはれ秋風、天空に穴を掘れ。