午後、慶應病院。術後2ヶ月ちょっと経過して2回目の聴力検査。その結果と撮影したばかりの鼓膜付近の画像を見ながらO医師と話し合う。聴力は前回からほぼ変動なし、しかし鼓膜、耳小骨の状態はよいので、炎症(今も術後のダメージが残っている)が治まれば6ヶ月後(つまり8月頃)まで聴力変動の可能性がある、もう暫く様子をみましょう、ということで6月の予約を入れて信濃町を後にする。

週単位で聞こえ方が変化している。それはきっと聴力検査では測りきれない音世界、脳がゆるやかなパニック状態に陥っているのが分かる。

枯れた月にほんのり煙る夜の小景、僕の肌は敏感に湿度を読み取る。コンクリートの階段を降りてギネスを1パイント、それがいつもより苦く感じるのは暗がりのヴィジョンに倦んでしまったからなのかもしれない。

重たい扉を開け、表へ。賑わう水曜日の街角にあって僕はただの散在物にすぎない。すると、激しく喉の渇きを覚え始める。

昨日Recしたヴォーカルトラックのエディティング。意外と上手く録れていた、ピッチ調整も無しでいけそう。しかしこの歳になって声量が増しているような気がする、昨日はスタジオでの自分の生声の大きさにびっくりしてしまった、単に骨導聴力がUPしただけなのかもしれないけど。

師匠とのセッション終了後、場所を移動してVo.Rec。セッティング終わってマイクチェックし始めたところでファンタム電源忘れに気付いたー。折角アナログコンプ持って来たのに。まぁ今回は後掛けにすればよい、気を取り直して3テイク収録。

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ミーのカー、ではなくギター、bodyはホンジュラス・マホガニー、指板はブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)。おまけにPick UpはLindy Fralin。知人から問い合わせを受け説明したら仰天されてしまった。

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