蒸し暑い夜の雨。ぺトリコールとゲオスミンの匂い。遠くに明滅する光。コードを刻み始めるとしたら今、だ。 急激な気温上昇に自律神経破綻気味。これを聴いていた。 土屋昌巳 『MOD’ FISH』 (1997)

凪いだ真昼の海の向こう 滲むひとみに散っていく 光の屑  これを聴いていた。 Gail Ann Dorsey 『I Used to Be』 (2004)

露光過剰、あっという間に退色していく感覚。そして温泉たまごみたいな、とろけそうな月。急激な気温上昇に自律神経が破綻気味。 これを聴いていた。 AFTM『Morning』 (2019)

感情の細かな気泡が冷たいソーダ水のように静かに暴れている。イマジネーションが圏界面を越え磁気嵐が発生する。そんな週末、これを聴いていた。 Wechsel Garland『17 Pictures』 (2007)

初夏の陽気。澄んだ朝の空気が暗澹たる思いをカタルシス。やがてまた、不可視光線に脚色されたイメージがささやかな領域を形成し始める。馴れ合うことを嫌った誇らかなる隔絶。そして幻視を描き出す意志。 モーレツに忙しい1日。これを...