娘の模擬試験会場送迎。今回は御茶ノ水の明治大学。朝早いせいか、街がいつもと違って見える。スモッグに霞むビル屋上のタワークレーンが萌えたアンスリウムのように首をもたげている。

信濃町の慶応病院。先ずは頭部をがっちり固定され、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)。次に耳の穴にカメラを入れて鼓膜を撮影(初めて見たけど太鼓に張ってある動物の皮みたいだった)。そしてそれらの画像をみながら主治医から説明を受ける。結果、物心ついたころから難聴に悩まされてきた右耳は「耳小骨奇形」であるとの診断。骨の位置、形状を正常な状態に戻せば聴力回復の可能性があるとのことで、年明け手術を受けることになった。これまで何度か精密検査を受けてきたけど(最初は小学生低学年の頃、最後に受けたのは15年前)原因が分からず、左耳が健常だったこともあり諦めていたんだけど、今年になってその左まで聞こえが悪くなってしまい日々暗澹たる思いでいたところにようやく辿り着いたこの結果。とても嬉しい、言葉で表現しきれないほどに。

水の中の天体。蛇の目の暁。酸化する余白。九頭蛇や牛頭人身獣がうろつき回る肺病病みなこの地球にあって、それらは着実に僕を脈打たせる懐疑と転覆のメカニクス。

都市の雨、雨の都市。モノしか認識できない火曜日の、午後。

午後遅く、馬場で独りリハ。新PJ向けのネタをあれこれ試していたらあっという間に終了時間。帰り道、落合・目白崖線に彷徨う鈍色の陰影、もの悲しく。

自宅マンションの大規模修繕工事進捗説明会。8月下旬からスタートして進捗80%、来月末完了予定。説明会後、理事会メンバーと共にヘルメット&安全帯を装着して足場に入り外観チェックしながら屋上へ(高齢者は辞退)。

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