音階の如く並ぶ可視光線の色差、しかし全く閃かない日々。

電球色の都市に緩やかな雨。じょうろで植物に水をかける子供の如く。それは宇宙の宇の字と宙の字あたりの隔たりに音を立てる時間の水たまり。

護国寺に及ぶ墓地 その北側を東西にひっそりと細い路地
雑司ヶ谷霊園から大通りを隔てたその途端 全く言語を異にするこの路地
僕は道なりに惑い無く 血管を流れる血栓の如く
破られた空 燃え尽きた星が遠い記憶の閃光のように
実際にあることの確認が難しい 2月のまぼろし

逆さまに這い上がれ、資本主義貨幣経済システムから。

逆さまに這い上がれ、資本主義貨幣経済システムから。