護国寺に及ぶ墓地 その北側を東西にひっそりと細い路地
雑司ヶ谷霊園から大通りを隔てたその途端 全く言語を異にするこの路地
僕は道なりに惑い無く 血管を流れる血栓の如く
破られた空 燃え尽きた星が遠い記憶の閃光のように
実際にあることの確認が難しい 2月のまぼろし