夕暮れの高田馬場界隈を歩いている。空から降ってくる深いため息に合わせてうつむく街並。ぱらぱらと道端に落ちてくる言葉、伝わり切れない弦振動、奥行きと拡がりの混濁。我に返ったかのように、その空気が揺れている。

淋しいリズムを刻む雨。濡れ冷やされていく街の匂い。感傷に引き込まれていくこころもち。

久し振りに新宿三丁目、Base Bar。カウンターにアクリル板、店主はフェイスシールド…だったらどうしようかと思っていたのだが、いつも通りだったのでほっとした。程なくやってきたゲンと共に、痛飲。

20数年前に購入したカセットMTR。久し振りに使おうと思ったら電源が入らない。

旋律の如きストーリーを描けるか。日常の連続性から乖離した、閃きの点描で。

これを聴いていた。


Lukas Nelson & Promise of the Real
『Enirely Different Stars』(2019)

時間が無音の微風の如く。翳りゆく月輪と、吹き溜まる想いの堆積と。

これを聴いていた。


Koki Nakano『Pre-Choreographed』(2020)

コンディション悪し。暑さで思考が歪んでしまったまま、落日。

趣味のベランダ園芸。今はくちなしが咲いている。

自宅でレコーディング・ワーク。しかし思うように録れず。メンバーに相談してみることにする。

暑い。なので冷凍プリマスを飲む。ライト&ハービーなジン。BGMは昨日と同じ。

出社。神保町は人影まばら、聞くところによると界隈の出版社も週一出勤になっているらしい。原稿を運んでいた人々は今どこへ。

これを聴いていた。


Norah Jones 『Pick Me Up off the Floor』(2020)