灰色から闇へと収斂されていく都心の夜空。その絶望的なグラデーションに、まるで無邪気な子供が絵の具をこぼしたかのようなオレンジ色の小さな染み。

久し振りに出社した帰り道、これを聴いていた。

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Jörg Follert『Wunder』 (1998)


風にいのちを感じれば。夏の手前の小袖、夜の碧い風がぬらりと肌を舐める時。

これを聴いていた。

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Blind Faith『Blind Faith』 (1969)


身動きできない程の抽象的な悲しみ。ことさら熱狂しながら打刻する針。芸術が、犯罪のように僕の心を掻き立てる。

これを聴いていた。

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yutaka hirasaka『memory lane』 (2021)


馬場のスタジオで創作ワーク。この間、エンディングの展開についてあれこれ考えていたのだが、考えない方がよかったのかもしれない。

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揺れる倍音の波間に降り続く雨。濡れ冷やされていく大気の匂い。

これを聴いていた。

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Chris Minh Doky『Scenes from a Dream』 (2010)