白いキャンバスを胸に少年が一人 防風林から延びる畦道のうねりに乗って 遠い海鳴りの午後、水仙のような空 砂紋が蒼いグラデーション しわをのすようなオレンジ色の光 君を通過しない時間が今、樹液のように落ちていく Posted on 2022-07-21