白いキャンバスを胸に少年が一人
防風林から延びる畦道のうねりに乗って
遠い海鳴りの午後、水仙のような空 

砂紋が蒼いグラデーション 
しわをのすようなオレンジ色の光
君を通過しない時間が今、樹液のように落ちていく