風が 流れて
光が ゆらいで
日差しが 薄れて
心が しびれて

季節の 狭間で
白い コスモス
ためいき つくたび
きらめく 街角

『Ghost Fishing』(未完)

まなざしにやさしく
悲しみがにじむ
朝に描いた青
夕闇のゆううつ

地下鉄 哲学 描いた 鈍色
アトリエ 荒れ果て 果てないきれはし

『Bariatric Blue』(未完)

新しいページをめくるときに音をたてるあの、小さな痛み。

その痛みを問え。

ウィスキーのいつわりを飲む。酒精に対しては愚直でありたいが、肝機能が許してくれない。

不安な風が、木の葉を揺する。木の葉だから、揺すられる。

人間存在のニヒル、銀杏並木のアナーキー。