直交格子する都市、風に舞う散布体。不意に事切れて、漠とする彼方。

今もまだ、そのストーリーの途中にいるのだろう。手のひらの破壊が、光りながら季節を渡る。

今もまだ、そのストーリーの途中にいるのだろう。手のひらの破壊が、光りながら季節を渡る。

訪問予定の30分以上前に到着してしまった。目の前は幹線道路、車が激しく行き交うばかりで、喫茶店はおろかコンビニさえ見当たらない。仕方なく道路脇の低いところに腰掛け、ぼんやりと何も無い昼を眺めている。

訪問予定の30分以上前に到着してしまった。目の前は幹線道路、車が激しく行き交うばかりで、喫茶店はおろかコンビニさえ見当たらない。仕方なく道路脇の低いところに腰掛け、ぼんやりと何も無い昼を眺めている。