今週末も自宅でレコーディング・ワーク。日が暮れて酒と共に去りぬ、我が妄想の日々。

駅の射光から人々が吐き出されていく
9月の思想
内側から胸を突き刺すナイフ

9月の感傷
そして不在の神に祈りながら

悲しみを訴え続けるきみの言葉には
沈黙ばかりがからみつく
光のぬけがら
不安な混沌のモノトーン

「9月も20日を過ぎれば、気持ちは抽象化され記号になるよ。」 Lou Reed『September Song』

降り積もった疲労の埃と東西線車中にて。あと2週間ちょっとかな、しかし脳みそが噴き出しそうな暑さと忙しさ。

夕闇を走り抜ける京王線準特急。何も無い夏がだらしなく終わる。

これを聴いていた。


Sea Level『Cats on the Coast』(1977)

9月と言えば。Lou Leed 『September Song』(1985)

曇天に充満する街のためいき。視覚の頂点から垂直に舞い降りる感情。ベランダからそれを、見ている。