村上春樹氏の早大文学部入学式での祝辞が面白かったのでメモランダム。

「心を語る」というのは簡単そうで、難しいんです。僕らが普段、「これは自分の心だ」と思っているものは、僕らの心の全体のうちのほんの一部分に過ぎないからです。つまり、僕らの「意識」というのは、心という池からくみ上げられたバケツ一杯の水みたいなものに過ぎないんです。残りの領域は、あとは手つかずで、未知の領域として残されています。僕らを本当に動かしていくのは、その残された方の心なんです。(中略)意識では、論理だけではすくいきれないもの、そういうものをしっかりゆっくりすくい取っていくのが、小説の、文学の役目です。心と意識の間にある隙間を埋めていくのが小説です。

村上春樹氏の早大文学部入学式での祝辞が面白かったのでメモランダム。

「心を語る」というのは簡単そうで、難しいんです。僕らが普段、「これは自分の心だ」と思っているものは、僕らの心の全体のうちのほんの一部分に過ぎないからです。つまり、僕らの「意識」というのは、心という池からくみ上げられたバケツ一杯の水みたいなものに過ぎないんです。残りの領域は、あとは手つかずで、未知の領域として残されています。僕らを本当に動かしていくのは、その残された方の心なんです。(中略)意識では、論理だけではすくいきれないもの、そういうものをしっかりゆっくりすくい取っていくのが、小説の、文学の役目です。心と意識の間にある隙間を埋めていくのが小説です。

出社。今週からフリーアドレス制になったので、自分の席が無い。誰がどこにいるのか分からない。

これを聴いていた。

“Image”
youtaka hiragana『Faraway, So Close』(2019)

急激な陽光の変化に何もかもが虚ろに見える。気持ちが勝手にうろつき始める。時々波立ち騒いで落ち着かなくなる。そんな1日。

これを聴いていた。

“Image”
.que『Dreaming』(2021)

急激な陽光の変化に何もかもが虚ろに見える。気持ちが勝手にうろつき始める。時々波立ち騒いで落ち着かなくなる。そんな1日。

これを聴いていた。

“Image”
.que『Dreaming』(2021)