白いキャンバスを胸に少年が一人
防風林から延びる畦道のうねりに乗って
遠い海鳴りの午後、水仙のような空 

砂紋が蒼いグラデーション 
しわをのすようなオレンジ色の光
君を通過しない時間が今、樹液のように落ちていく

少し前だけど細野さんのラジオ番組、ゲストが鈴木慶一で70代おじーさんミュージシャン対談がめちゃくちゃ面白かった。2人とも音楽に対する思い入れと創作意欲が凄まじく、それを裏付ける新譜に圧倒されてしまいました。

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ムーンライダーズ『It’s the moooonriders』(2022)

漠とした寂寥感、胸中アナーキー。その繰り返しで生きてきたけど、未だに続いているなんて。

古いライブ音源から『Chapter Zero』を公開。

夢。Mさんは80歳近いのに背筋が常に正しい。電車の中でも座らない、吊革に捉まってヘーゲルを読んでいる。駅に近づいたところできれいに紐で綴じて僕に渡しながらこう言った—–

「ヨシダくん、なかなかコーフンするね」。

Porcupine Tree〜Steven Wilsonの作品の中でも相当気に入っている『Hand Cannot Erase』に”Super Deluxe”バージョンというものがあることを知る。Demoが10曲ほど追加されているんだけど、どれも素晴らしく久し振りの通勤電車車中で聴き狂っているところ。

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Steven Wilson『Hand. Cannot. Erase.』(2015)