できるだけ遠く高いところへ、たとえば想像の彼方へ。閃きだけを求めて、追求を逃れろ。流れる情景は視界の幻影、だから郷愁という概念が無い。たまに笑うこともあるが、声は出さないでおこう。そう、影の落ちる音をよく聴き分けることだ...

雨の日曜日、垂れ込める憂鬱。繰り返し同じフレーズを弾きながら、無為に流れる時間を許してやる。

へとへと帰宅途中の京王線車中にて、山手線運転見合わせとのアナウンス。仕方なく新宿西口でビール買って小滝橋通りを歩きながら飲む。俺の人生も見合わせ状態。

へとへと帰宅途中の京王線車中にて、山手線運転見合わせとのアナウンス。仕方なく新宿西口でビール買って小滝橋通りを歩きながら飲む。俺の人生も見合わせ状態。

材木屋風の男と飲む。膨張宇宙について、万物の可逆変化の可能性について。透明なセメント袋一杯の落花生をつまみながら、勿論殻はカウンターの下に投げ捨てるに決まっているじゃなか。