夢。今晩四谷で開催されるライブイベントに急遽出演することになった、とドラマーに告げられセットリストを渡される。しかしどのタイトルも全く見覚えが無い。続いて現れたベーシストに対し出演前に初台でリハをやらないかと声を掛けるもその必要は無いと言う。恐らく僕はギターを弾きながら歌わなければならないのだが、一体どうすればよいのだろう。焦燥するばかりで何も手に付かないまま刻々と時間が流れ夕刻、先に会場入りしていたギタリストからイベントは主催者側の都合で中止になったとの報せ。やれやれと胸をなで下ろすも束の間、実は記憶の一部が崩落してしまったのではないかとの知覚が芽生え、新たな不安の蟻地獄に落ちていく。

新幹線で帰京。道中、外国人観光客だらけ。円安影響は相当大きいようで大阪でもいろんな話を聞いたんだけど、例えば2$で3個買える100均が大人気、とか。

出張で大阪に来ている。過密スケジュールにて現地文化を堪能するいとま無し。

時を打たない時計があって、その中心を中心だと思ってぐるぐる廻っているだけなのかもしれない。そんな夢を見た。

「9月も20日を過ぎれば、気持ちは抽象化され記号になるよ」。毎年この季節になると思い出してしまう一節。

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Lou Reed『September Song』(1985)