化膿した言葉が突然自潰する。行間をすりぬけていく、白く見えるはずだった蝶。

不正確な時計だ。しかし狂っている訳では無く、そのまま使い続けることにする。

(地下鉄東西線神楽坂駅付近にて)

化膿した言葉が突然自潰する。行間をすりぬけていく、白く見えるはずだった蝶。

不正確な時計だ。しかし狂っている訳では無く、そのまま使い続けることにする。

(地下鉄東西線神楽坂駅付近にて)

皮膚が空気と触れるきわに降り刺す雨。慌ただしく一日を終え、宙ぶらりんになった気持ちをどこに掛けようかと街路から少し上、滲むビルの稜線を眺めている。

皮膚が空気と触れるきわに降り刺す雨。慌ただしく一日を終え、宙ぶらりんになった気持ちをどこに掛けようかと街路から少し上、滲むビルの稜線を眺めている。

「周りを気にせず、自由に精神を伸ばし、自分のやりたいことに独自の設計で進んで下さい」。草間彌生の言葉。