夏の光線に包まれた無益なビルディング、悔しかったら野菜にでもなってみろ。社会にやさしく抹殺されていく、空洞を通う風の清爽、密かに積もる塵の音。夜空だけが、やけに明るい。

これを聴いていた。

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沢田穣治&フェルナンド・カブサッキ『coincidencia』(2020)