できるだけ遠く高いところへ、たとえば想像の彼方へ。閃きだけを求めて、追求を逃れろ。流れる情景は視界の幻影、だから郷愁という概念が無い。たまに笑うこともあるが、声は出さないでおこう。そう、影の落ちる音をよく聴き分けることだ。