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何度目の夏を眼下にしているのだろう。しかし相変わらずループするばかりのモノロジックが脳裏で虚無なビートを弾き出している。

いわれ無く疲れ切った夜、池袋ADMで6中Clubのライブ。紫陽花は鈍色の空の下でこそ美しい、ということに気付く。

(2004/05/31)

今日は作曲に専心しようと決めていた。しかし今のところ取っ掛かりが全く掴めずにいる。

それにしても何なんだこの暑さは。ギターを抱えて今の気分に合致しそうな音を探ってみるも、すぐに気持ちが萎えてしまう。仕方ない、屋外創作に切り替えるか。

都バスに乗って原宿、松下工房へ。最近調子の悪いRed Topギターを診て貰う。123弦の妙な共振音とネックの逆反り、一週間ほど入院させることになった。

その後表参道ANNIVERSAIRE CAFE。YEBISU飲みながら作曲作業の続き。しかしいくら思い描こうとしても何ら描けず、やがてさじを投げ出し歩いて新宿へ。

汗だらだらでBar BOX、ARDBEGを加水しながら飲む。そしてリリカルなブリティッシュ・ダークサウンドの数々、客は僕独り。

店を出て再び歩いて明治通りを北上、汗だくで帰宅した頃にはすっかり酔いも醒めてしまった。結局何も産み出せなかった一日。

(2004/05/30)

有酸素運動60分。椿山荘の裏側辺りで蚊取り線香入りケースを腰にぶら下げた庭師さんたちがツツジ、サツキの刈り込みをやっていた。

午後、高輪のGallery Oculusへ、「Oculus Visual Poetry Biennial International 2004」を鑑賞。その後近くの書肆啓祐堂で詩集、詩誌数冊。

夜、新宿某ホテルのバーラウンジへ、上京中の旧友Sに会う。ひとしきり飲んで語って24時、彼は再び苦悩の城へ、僕はいつもの幻覚の宿屋へ。

(2004/05/29)




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(2004/05/28)

夜、そそくさと会社を抜け出して三茶、 Grapefruit Moonへ、Beg Your Pardon?のバーライブ。到着してはぁ〜ってな感じでハートランド飲んでたらぬぬっとゲンが現れる。何でも仕事が早く引けて夕方から飲んでいたのだとか。で、そんなこんなしてたところで御三方登場、その安定感溢れるトラディショナル・ロックサウンドにしばしニヤニヤ。いやぁ丸尾さんのGold Top、いい音だな!そして個人的には「心拍」という、ちょっとサイケ風にアレンジされた曲がめちゃくちゃ良いと思いました。あ、今夜は事前にセットリストが配布されていたのです。

(2004/05/27)

妖星の如き詩人の顔としなやかな長距離ランナーの体付きとを持ち合せていたい。

(2004/05/26)

珍しく夢を見た。登場したのはなんと僕がティーンエイジャーな頃につきあっていた女の子だ。彼女はその当時そのままの姿で現れたのだが、当然僕と同じ年齢なのであって。きっと今頃この地球のどこかで母親らしい姿になっているんじゃないかな。

長い文章が苦手だ。長編とされるもののなかで唯一読破したのはドストエフスキーの『罪と罰』ぐらいか。件の彼女が高校生の頃絶賛していたモーパッサン、フロベールなど、めんどくさくて全く読む気になれなかったな。逆に散文とか散文詩などの方が僕的にはマッチした。冗長な人生をことさら遠大に描くよりも一分、一秒の刹那を端的に深化させることの方が遙かに面白いと感じていたんだ。それは今も変わらないな。

同様に長い映画、長い音楽が苦手だ。とはいえeelミュージックは一曲一曲がやたらと長い。しかしそれはせいぜい6、7分の短編映画なのさ。

(2004/05/25)

珍しくタイトルを決めてから曲を創ることにする。『サイケデリック エクソシスト』、突如閃いたのだ。

そして楽器を手に取る前にできるだけアタマの中で素描しようと思う。こうすれば音階に囚われることなく自由に音を描くことができる。あとは茫漠とした雲の赴きの如きを額縁の無い絵の如くに描き切れるか否か、なのだが。

(2004/05/24)

有酸素運動90分。体調はすこぶる良い、おまけにカラダが随分引き締まってきたような。

夜、新宿三丁目LOVERS ROCK CAFEへ、Helloさんのバーライブ。壊れかけていたゲンのベース、かなり具合が良くなった模様で、健康的な音が鳴っている。それからじんさんのドラミングをじーっと観察。レコーディングで散々聴いてきたその音が、どこをどのように叩いた時のものなのかを逐一確認しながら個人的にニヤニヤ。そしてミュージシャン達の熱き奏熱に1stステージを観終えた時点でお腹一杯、ちょっと独りになりたくなって隣のBar BOXへ移動。本日はマイ・バースディ、ということでマスターT氏より秘蔵のLAGAVULLIN16年を御馳走になる。小一時間飲んでから再びLOVERS ROCK CAFEに戻るとライブは既に終わっていた。そしてゲンさん達と再びBOXへ、深夜まで飲んだくれ。

(2004/05/23)

愛される男は、女にとって、実は愛を引っかける釘程度の価値しか持っていない(アンドレ・ジイド)、なんてさ。

『愛する君のために』という曲を目下製作中で、その赤面してしまう程素朴な歌詞とメロディーに今更ながら「らしくないなぁ…」って思う。じゃ、なんでこんな曲書いたんだ?などと考えつつその音源をプレイバックしてたらやたらに人恋しくなってきた、「誰か(モチロン女性)の声が聞きたい」って感じだ。そこで気が付いた、この曲に『愛されない君のために』という裏タイトルを付せば僕的に納得できることに。あぁ良かった、やっと作業を再開する気になれた。

(2004/05/22)

憂鬱は凪いだ熱情に他ならない、なんてさ。

今夜も独りで飲んでいる。次第に僕の中で様々な知覚が次々と現れては去っていき、そのまま消えてしまったりまた舞い戻ってきたり。やがていくつかの情勢、状況が形作られて、それに気付くや僕は終演を待たずしてその場を立ち去った。あまりにも虚しい自己劇化に想像力が萎えてしまうのを嫌っただけさ。

(2004/05/21)

宇都宮の立て籠もり事件のことだけど、最初にあの畠山という男の映像を見た瞬間から彼のことが気になって仕方がなかった。そしてついさっきニュース番組で報道された、彼が今朝自殺する寸前の電話インタビュー、その朴訥な、そして恐ろしく誠実な肉声を聞くにつけ、ますます彼のただ者ならぬ人物像を感じ取った次第である。一緒にいた女性の頭蓋を同意の上で撃ち抜き、直後に自分も同様に砕け散ったというあまりにも破天荒なその有り様に僕は超法規的、超倫理的な人間の意志を感じ、少なからず衝撃を受けたのだ。

彼が暴力団員であるとか覚醒剤中毒者であるとか前科者であるとか、そんなことはどうでもよい。僕が最初から彼を全く違った視点から見ていたのは、国家権力、民族主義、宗教、その陰に潜む孤独とそれに群れ惑う人間の姿、人の数だけ正義がある、なんていう(中断)

(2004/05/20)

メモランダム。

  • マキャベリ『君主論』
  • ペイン『コモン・センス』
  • スミス『国富論』
  • マルサス『人口論』
  • ソロー『市民としての反抗』
  • ストー『アンクル・トムズ・ケビン』
  • マルクス『資本論』
  • マハン『海戦史論』
  • マッキンダー『歴史の地理的枢軸』
  • ヒトラー『我が闘争』
  • コペルニクス『天体の回転について』
  • ハーヴェイ『血液循環の原理』
  • ニュートン『数学の原理』
  • ダーウィン『種の起源』
  • フロイト『夢の解釈』
  • アインシュタイン『相対性理論』
  • 埴谷雄高『埴谷雄高準詩集』

(2004/05/19)

13年前、北京発モスクワ行の国際列車車中で実際に体験したこと。

北京を出発してから48時間、モンゴル国境を越えたイルクーツク駅で僕は腕時計をソビエト公式時間に合わせようと、ノートに文字盤がその時指し示していた10時45分ではなく08時45分に国境を越えた由書き記す。そしてノボシビルスク駅には翌々日の午前05時30分(標準時間帯に合わせて遅らせた僕の腕時計によれば)に到着した。しかし国境を、そして州を越える度に料理人が入れ替わる食堂車の時計は03時30分を指し示し、更にその時同席していたロシア人は「今の時刻は午後02時30分」だと言う。僕はもう何が何だかわからなくなって気が狂いそうになる。

注記>>>
冬のロシアは朝八時頃にほんのり明るくなって、午後三時にはもう真っ暗。更に予定より12時間遅れでモスクワ到着、という超いい加減なダイヤグラム。

(2004/05/18)

昨日の録音失敗が尾を引きずって、何ともすっきりしない一日。帰宅してすぐさまRed Topギターをチェックするも全く以て異常無し。おかしいな、あの異音は一体何だったんだろう?しかし今回のレコーディング作業はどこか神懸り的な空気がつきまとっているような気がしてならない、オカルティズムなど全く信じていないのだが。

作曲の供として愛用してきたMD WALKMANの具合が悪くなり、iPodの購入を検討し始める。ちょっと調べてみたんだけど、これって現時点ではモノラル録音しかできないのね。ステレオ録音できる専用小型マイクがリリースされたら買ってもいいかなって思う、いや、音楽メモ帳として使うのが主たる使途なんだけど、メモレヴェルでも音楽はステレオで鳴ってくれないと何となくイヤなんだな。いやいやその実、そろそろ新曲を書きたいのです。

(2004/05/17)

『愛する君のために(スロー)』のリードギター録り。小雨降りしきる中汗だくで機材搬入、早速セッティングし始めるもどこか不吉な予感。そして音決め、ところが何故か共振しまくりでヤな感じ、いつもと同じセッティングなのにさ。数テイク録音の後おかしいな、と思ってRed Topギターをじーっと観察、なんと123弦がびびって不快な共振音を響かせているではないか。それをアンプリファイドしてるもんだから当然音がぶれまくっているわけだ。しかしそれに気付いた時点で残りあと一時間。仕方ないのでそのまま録音、結果全然ダメダメ、うぇ〜ん。それにしても今回のプロジェクト、なかなか上手く録らせて貰えないなぁ…。

(2004/05/16)

有酸素運動60分。神田川のカメさんたちがさんさんたる陽光の下、所狭しと甲羅干し。

午後、近所のスタジオでヴォーカル録り。先週しくじっていることから今回は心掛けて慎重に、丁寧に作業を進める。そして何とかオッケーテイクをパワーブックの内蔵ハードディスクに格納できた。しかし本日は思うようにスタジオを押さえることができず、ギター録りは明日に延期することに。とりあえず『愛する君のために(スロー)』をさっさと完成させてmp3で先行リリースしたいな。

帰宅して、HEAT WAVE『STILL BURNING』のプロモ映像を繰り返し観る。飢えた魂、あがき止まぬ。

(2004/05/15)

旋律を載せたハチドリの羽音が遠い窓辺に響いている。不意に風洞化した僕の胸元を孤独な足音が通り過ぎていく。そしてそのひとコマ毎に微動しながら、未完のオブジェが白黒フィルムの陰影で語り始める。

(2004/05/14)




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(2004/05/13)

誰も居ないと言葉ばかりが美しい。しかしこの方程式における未知数は僕であり、ともすればあなたなのかもしれない。

(2004/05/12)

メモランダム。
  • 『PAN POÉSIE 』(1976年2月1日刊 通巻52号)
  • 『PAN POÉSIE』(1977年4月1日刊 通巻53号)
  • 『時間』二月號(昭和廿六年二月一日発行)
  • 『時間』五月號(昭和廿六年五月一日発行)
  • 『時間』六月號(昭和廿六年六月一日発行)
  • 『歴程』80号(昭和三十七年五月二十五日発行)
  • 『詩學』三月號(昭和二十四年三月二十五日發行)
  • 『ピエロタ』第十一号(昭和四十六年四月一日発行)
(2004/05/11)

あなたへ。

僕は悲しい歌と楽しい歌を、凍て付く緊張感の中なごやかにリラックスした雰囲気で、しかし宛の無い詩集の跋文のように繰り返し口籠もる日々です。

グラスを割ることを覚えてしまったあなたへ。ために咽喉を透明なシャボンで洗いなさい。やがて蜜色の海は鈍角を失うことでしょう。

(2004/05/10)

有酸素運動60分。途中降り始めた雨に、神田川のカエルさんたちが絶妙な反応を示していた。

午後、未練がましく昨日録ったヴォーカルデータをいじりまくる。しかし元音源がダメならいくら加工してもダメなのであって。で、きっぱり諦め小雨降りしきる中、散歩。

やがて辿り着いた新宿三丁目、Bar BOX。LAGAVULLINのCASKを加水しながら飲む。客は僕独り、体中に沁み渡るウォームサウンドの数々。何故かAC/DCから始まって、Cold Play、Super Furry Animals、浜田真理子、エゴ・ラッピン、そしてLenny Klavitzの1st、2ndアナログ盤に至まで。お腹一杯になって帰宅。

(2004/05/09)

近所のスタジオでヴォーカル録り。先ずは軽くウォーミングアップの後、休憩を挟みつつ2曲分各々3テイクずつ録る。しかしどうも充実感に欠けるような…

帰宅して恐る恐るプレイバックしてみると、うぇ〜ん大失敗。過去何度もヴォーカル録りをしてきたくせに、こればかりは何故かいまだに要領を得ない。録音の仕方など、もう一度調べ直した方がいいかな。そうそう、今回のプロジェクトはピアノが結構上手く録れているということもあって、ここで「ま、いっか」と妥協するわけにはいかんのだ。で、来週再チャレンジすることに決める、リードギター録りも含めて。

(2004/05/08)

仕事帰り、表参道ANNIVERSAIRE CAFE。明日のヴォーカル録りに備え、ギネス飲みながら『白の波動』『愛する君のために(スロー)』の歌詞を再チェック。そして一部言葉を差し替えて、都バスに乗り込み帰宅。

(2004/05/07)

・・・ということで新たなサウンド展開に一人浮かれているのだが、おかげで仕事が全く手に付かず。仕様が無いのでさっさと切り上げBar BOX、周囲の酔客さんたちと与太話に興じてみたりする。やがて酔っ払ってぐでんぐでん、生ぬるい夜風が僕のだらしなさに拍車を掛けた感。全然ダメダメな一日。

(2004/05/06)

朝イチのフライトで東京へ戻る。

午後、昨日録ったピアノトラックを念入りにチェック。そしてヴォーカル録りに備えてざっくりミックス。名曲の予感。

(2004/05/05)

実家近くの県民ホールのリハーサル室にてピアノ録り。事務所でごっつい鍵束を受け取り重い扉をいくつも開けてその部屋に入ると、オーダー通りにグランドピアノ様、コンデンサーマイク様が鎮座ましましている。そして早速作業に取り掛かるもさてさて、マイキンングはどうすれば良いのだろう?知識の無い僕は取り敢えずモニターしながら調整するより他無いので、先ずは直感でかなりオフ気味に二本、右手左手を各々狙う方向でセッティング、果敢に録り始める。そして途中マイクをオン気味にセッティングし直して2曲分、それぞれ3テイクずつ録り終えたところで時間切れ。指先はしびれ、両腕は硬直し…あぁ疲れた。

今夜もまた家族で宴会。途中、近くに住む叔母さんもやってきて盛り上がる。そしてちょっと時期尚早なバースディケーキをプレゼントされ、めちゃくちゃ照れる。

(2004/05/04)

録音機材をごっそりバッグに詰め込み羽田へ、午後イチのフライトで実家に帰省する。途中搭乗チェックに引っ掛かり、ブーツを脱がされ全身をベタベタ触られ更にはバッグの中身全てをひっくり返される羽目に。ムカついてイライラしていたところ女性係員がパワーブックを指さし「電源を入れろ」という。確かにプロテクターを装着しているので一見パソコンっぽくないけれど、しかし彼女、これが爆発物だとでも思ったのだろうか。渋々電源を入れ起動し終えたところで「ハイ、ありがとうございました」だってさ。人を小馬鹿にするのもいい加減にしろ。

不快極まりないANAの旅を終え、久しぶりに実家へ。早速レコーディング予定の県民ホールに電話して機材の確認。あとはネコと遊びながら父、母、祖母と飲み食い。

(2004/05/03)

有酸素運動60分。したたり落ちる汗、溜りに溜った毒抜き。

午後、ペグ交換&メンテに出していたGold Topギターを引き取りに、原宿松下工房へ。フレットなどのパーツ類がぴかぴかになって戻ってきた。指板にはオイルが塗り込まれ、指触りがとってもいい感じである。

その足で宮益坂のスタジオへ。ここしばらく続けてきたピアノのレッスン、本日が最終回である。実は今回のピアノ録り、個人的には一大プロジェクトなのであって。で、せっせと練習を積み重ねてきた結果、何とか録れるかなっていうレヴェルに到達できたような。指も結構思い通りに動くようになり、リズムトラックに合わせて独りノリノリ状態。

終了後、ゲン、すみちゃん、そしてゲンにとって兄貴的存在であるという韓国人のイムさんとお食事会、西早稲田串衛。初対面のイムさんと国際情勢話などで盛り上がる。お互い反米、世界市民主義者であることが徐々に確認され、何度も握手を交わす。そして散々飲んで喰って、ゲンさんグロッキー。深夜、一同千鳥足で解散。

(2004/05/02)

今日もまた宮益坂のスタジオでピアノのレッスン。レコーディング日も決まったのでさっさと仕上げねば。で、ひたすら弾きまくること二時間。

夜、久しぶりに池袋Free Flow Ranch。FFR House BandことHelloのバーライブ。しばらく観ないうちに彼らぐーんと躍進していた。ミュージシャン達の熱き奏熱に、僕はただただ敬服するばかりである。

終演後、これまたお久しぶりのBYP?のベーシスト、ジャイアン氏と飲む。夢中になって話し込んでいたらあっという間に丑三つ時、電柱などに激突しながら歩いて帰宅。

(2004/05/01)

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